カエルという名の猫

14~5年前までは、我が家にはワンちゃんたちだけでニャンコはいなかった。それがいつの間にか猫ちゃんたちに占領され、今は亡き愛犬たちもニャンコたちに気を使いながらの晩年を遅らせることになってしまった。救いは、ワンちゃんたちが気を使っていたからか、犬猫の関係は至極友好的で愛情さえも見て取れるようなきがしていた。
 思い起こせば、最初に我が家に居候した猫ちゃんは「カエル」クンという名のオス猫だった。カエルという名がついたのも、ニャンという猫らしい鳴き方をしないでまるでカエルが鳴いているかのようにゲロロと声を発していたからに他ならない。その頃、我が家には三頭のワンちゃんが暮らしていたが、居候にもかかわらず彼らの食器に頭を突っ込み、共に食事をしていたカエル君だったのだ。
 今の猫たちからすれば、カエル君こそが、猫ちゃんたちの居留地として我が家を開拓した、功労者に他ならないだろう。人間の世界であれば、銅像の一つくらい建っていてもおかしくはない。
 そんなこんなで、猫ちゃんたちもいつの間にか当たり前のように同居人となり、現在に至っているのだ。そんな我が家の猫たちの系譜を少しずつ思い起こしてみることにする。d0248399_2102446.jpg
# by fumotoya | 2011-08-07 21:01 | 猫ちゃんスタッフ騒動記

アジア人ツーリスト排斥なんて・・・

 台風の余波だろう。風が時折強く吹き、雨も激しく降っている。週末を由布院で過ごすお客様にとっては、何とも恨めしい天気だ。皆さん傘をさして、湯の坪街道界隈を行き来している。その手には、お土産であろういくつもの紙袋がぶら下がっている。いつもの風景だ。
 そして時折聞こえてくる中国語の会話。福島の原発事故騒動で離れていた中国人の旅行者が、少しずつではあるが戻ってき始めているのだ。由布院の賑わいの一端を彼らは担っている。
 しかし、どうも由布院では「外国人旅行者」を歓迎していないようなことを最近時々耳にする。それも欧米人は良くて「アジアの旅行者=韓国、中国からのツーリスト」のみの話らしい。例えば「案内標識などには、日本語、英語、中国語、韓国語」の四ヶ国語表示はしない方針だと、ある観光団体の役員さんが話していた。「どうしてですか」と尋ねると「由布院には、四カ国表示は似つかわしくない」んだそうだ。何が似つかわしくないのかは分からない。日本語と英語だけで十分なのだそうな。何処の観光地も、アジアのツーリストを呼び込もうと躍起になっているのに、とにかくびっくりする。このグーローバルな時代に、何と差別的、保守的なんだ。要するに「アジアの観光客はいらないよ」と暗に言っているわけで、「行儀の悪い、由布院のイメージに合わないアジアの方々は上品で、気品のある町づくりをしてきた由布院には来ないで欲しい」といことらしい。
 これが由布院の今を生きる若い人たちの大方の考え方なんて思いたくはないけれど、将来の由布院観光を戦略的に考えると、本当にこれでいいのかと疑問に思う。地球規模での思考というものが欠落したままで、由布院のみ世界市場で生き残るとでも思っているのだろうか。十年もしないうちに行き詰ることは目に見えているのではなかろうか。「人類は皆兄弟」なんて博愛の精神は、これからの由布院には存在しないのかもね。寂しい町になってきた。
 道路を楽しそうに歩く、中国人のグループを見て、ふとそんなことを思ってしまった。
 雨が上がり、ちょこっと青い空が見えてきた。明日、天気になーれ。d0248399_2143026.jpg
# by fumotoya | 2011-08-06 21:50 | 長閑なる毎日

由布の院異聞1


「由布の院異聞1」 
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昔々、そのまたずーっと昔、由布の盆地は湖であったそうな。由布岳は火の山、その麓に広がる小さな山々と草原、そして湖。その湖のほとりには、当然のことながら幾つかの集落が存在した。当然って?そう、暮らしに必要な水があり、絶好の狩猟の環境も整い、さらに火の山というシャーマニズムの対象があったからだ。湖畔の原始人たちの生活は豊かであったはずだ。一山越えれば海もある。物々交換という手段での交易も始まった。「鹿の肉とその黒曜石と交換しよう。黒曜石は矢じりにするのにいいんだ」
 石器時代から、この由布の里は人とモノと情報の行き来する場所であったのかもしれない。
 時は流れ、邪馬台国が出現する。邪馬台国については、その場所についていろいろ諸説があるが私は「宇佐・院内説」を信じたい。地名から考察しても、なぜ「日出」なのか。なぜ「日出生台」なのか。そして「塚原」「高天原」。その西側にはきっと大きな権力を持ったクニが存在したはずだ。この話を書くととてつもなく長くなってしまう。由布院のはずれにある「日出生台」だけを考えると、「日の出が現れる台地」がそのクニの東側にあったということではなかろうか。もっと単純な地名が「国東」だ。クニの東ということ。そのクニとは一体何を意味するのだろう。そして、九州の地に、八幡社の総本社である宇佐神宮が建立されたのは何故だろう。
 その邪馬台国のエリアの中、或いは近接した場所に由布の里は存在していたと見るのはとてつもないばかげた話なのだろうか。ロマンある妄想か。しかし、現在、由布院に人や物が集まってくるのは、そういった時の流れの中にあった事実からかもしれないのだ
# by fumotoya | 2011-08-04 09:04 | 由布の院異聞

はじめまして

由布岳の麓にある、麓舎(ふもとや)の女将を目指している三毛猫の「ミーケ」です。こう見えても子供もいるのよ。「ジーロ」っていうやんちゃ坊主。今度写真をお見せするね。ということで末永く可愛がってくださいな。d0248399_156512.jpg
# by fumotoya | 2011-08-02 15:06 | 猫ちゃんスタッフ騒動記


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